『ココロを盗むブラック人生相談』発売前に、「各章のどの項目が読みたいか」について行ったアンケートの結果、一番多く票をいただいた項目を公開します。
今回は『他人をコントロール編』。
まずはアンケート結果からどうぞ!
ご覧のように
「口喧嘩で絶対に負けない方法」が62票、
全体の45.93%で圧倒的な一番となりました。
早速、全文公開いたします。
どうぞおたのしみください!
『ココロを盗むブラック人生相談』他人をコントロール編
口喧嘩で
絶対に負けない方法を
教えてください。
絶対に!
負けたく!
ないんです!!!
単純にして、最強のご相談……
気持ちがよくて、私、大好きです。
さっそくお答えしていきますね。
負けない方法といえば、
宮本武蔵。
武蔵が剣の勝負で、
生涯一度も負けなかったのは
ご周知のことと思いますが、
その理由はご存知でしょうか?
そうです!
勝てそうもない相手には、
「今日は日が悪いから改めよう」
と言えたからです。
もちろん、
日を改めて戦うこともなかった。
つまり
「勝てると踏んだ相手としか戦わない」
これこそ、
武蔵が生涯一度も
負けなかった理由です。
つまりあなたが絶対に
口喧嘩に負けたくなければ、
口喧嘩を
しなければいいのです!
……はい、存じております。
あなたが求めているのは
このような答えでは
ありませんよね。
そう思って私、
心理術、
『ルーズ・トゥ・ウィン』!
を準備しております。
究極の話、
口喧嘩に勝つというのは、
目の前の相手を言い負かしたり、
凹ませることではありません。
最終的に、
あなた自身が望んだ状況を、
手に入れることです。
(↑ここ、とても大切です!)
たとえば、
あなたが同僚から
仕事を頼まれていて、
けれども
締切があいまいになっていた
としましょう。
楽しみにしていた
イベントがある夕方に、
「今日までに仕上げておくように頼んだあの仕事、できたか?」
と、聞かれたらどうですか?
「はァ?」
となりますよね。
そして、あなたはこう答える。
「たしかに仕事は引き受けているけど、今日までに、なんて聞いていないし、今日はこのあと予定があるからできない。明日まで時間をくれ」
すると同僚が、
「たしかに言った。締切は言ったとメモをとってある。今日までに仕上げてくれないと困るんだよ。なあ、残業してやってくれよ。メモしていないのは、おまえのミスだろ!」
と言ってきて、
「言った」「言わない」で
口喧嘩というか、
口論になってしまった……。
さて、
ここで問題です。
あなたなら、
同僚に「何を」納得させますか?
よくある間違いは、
「締切日が今日まで、とは言っていなかった」
と相手に認めさせること。
もちろん感情的には、
目の前の問題に勝ちたいと思うでしょう。
それは生き物として当然の心の動きです。
けれど、
一歩引いて考えてみてください。
あなたが同僚を論破したなら、
同僚はどう感じますか?
悔しいでしょうし、
腹が立つでしょうし、
最悪、あなたに対して
恨みをいただくかもしれません。
するとあなたは、
たとえその日はイベントに
行けたとしても、
最終的に「損」 をする
可能性が高くなる……。
私は、この結果をして
「勝った」とは言いません。
私が「勝ち」とするのは、
相手の気分を損ねることなく、
自分が望む状況を手に入れること。
そのために
『ルーズ・トゥ・ウィン』、
目の前では「負けて」
相手を感情的に気持ちよくさせ、
こちらはその隙に
「望む状況」という
「実」を手にするのです。
たとえば、
先ほどの例の場合なら、
「メモについては悪い。僕のミスだろう。このところ仕事が立て込んでいて、注意力不足になっていたんだな。本当、悪い。それでさ、いまのこの状態で、おまえの仕事をやるとクオリティが落ちて、かえっておまえに迷惑かけると思うんだ。おまえに頼まれた仕事だから、やっつけではやりたくない。自分の中でのベストを尽したい。だから明日の朝まで待ってくれ。今日しっかりリフレッシュして、明日の朝、早く出社してやるよ。それでなんとか調整してくれないか?」
このような感じで
話を進めていきましょう。
目の前の口喧嘩や
口論で自分から引くのは、
納得がいかないでしょうし、
感情にもモヤモヤするでしょう。
そんなときは、心の中で
『ルーズ・トゥ・ウィン』
と繰り返し、
自分が手にする「実」をこそ、
リアルに想像してください。
実際、
世の中は「負けるが勝ち」。
真の勝者は、
「負け方」を知っているものです。
今回の心理術▼
『ルーズ・トゥ・ウィン』
真の勝利とは、相手を気持ちよくさせつつ、
「実」をしっかり手に入れること。
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