カリギュラ効果

その恋愛、カリギュラ効果にやられてませんか?

こんにちは、助手です。

カリギュラ効果って皆さん、どんなものだと思いますか?

<ヒント>
カリギュラとは、実在したローマ皇帝の名前です。彼を描いた過激な映画が作られたのですが、あまりに過激なため、一部の地域で公開禁止になりました。しかし…

 

ピグマリオン効果

名前の由来は、ハード・コア・ポルノ!

すでに以下の講座を呼んでいただいた方には、とても簡単な質問だったと思います。

【男性の閲覧禁止!】効きすぎてヤバいカリギュラ効果とは

 

1980年、映画「カリギュラ」があまりにも過激なハード・コア・ポルノだったため、アメリカのボストンで公開禁止となり、公開禁止となったために逆に見たくなって、公開を禁止していない一部の地域の映画館にものすごい数の人達が押し寄せてしまったという現象がありました。

このことから、「禁止されると逆にそれをしたくなってしまう」現象が「カリギュラ効果」と呼ばれるようになったのです。

 

古今東西の物語にカリギュラ効果は潜んでいる

「この話は絶対人に言わないでね」なんて言われると、「つい言いたくてたまらない」という風になってしまう人いますよね?(私自身も「決してそうではありません!」と言いきれないところがあります……)。

「内緒というと、内緒にならない」なんて言葉が存在していることからも、「言ってはいけないと言われたからこそ、なおのこと言いたくなってしまう」のが人間の心理。

この性は大昔から同じだったようで、古今東西の物語にカリギュラ効果が書かれています。

食べてはいけない禁断の果実を蛇にそそのかされて食べてしまった「イブ」、振り返るなといわれたのに振り返って塩の柱となった「ロトの妻」、そして決して開けるな」と言われた「パンドラの箱」など。

 

日本の民話に目を向けても、パンドラの箱を同じく開けてはならぬ玉手箱を開けてしまった「浦島太郎」、「けっして中を覗いてはいけません」といわれたのに覗いてしまった「ツルの恩返しのおじいさん」、他にもマイナーですが「見るなの座敷」という民話もあります。

昔、ある男が山奥で迷っていると、一軒の家があった。一晩泊まっていこうと思い、足を踏み入れた。綺麗な女が出迎え、酒やごちそうを用意してくれた。

後に女は「ここには13の座敷がありますが、決して13番目の座敷には入ってはいけませんよ」と言い残して外出した。男は障子を開け、それぞれの座敷に入ってみた。どの座敷も美しい景色が広がっていた。

最後に13番目の座敷が残されたが、男はどうしても見たくなり、障子を開けた。

そこではウグイスが鳴いていた。だが、一鳴きで鳴くのを止め、どこかに飛び去ってしまった。

あとには家もなく、男は何もない森の中で立ち尽くすだけだった。

ウィキペディア「見るなの座敷」より

 

それから、「鶴の恩返し」の、アンダーグランドバージョンとして「蛤女房」という民話もあります。

昔々、ある海辺に、1人の漁夫の男が住んでいた。

ある日、男が漁をしていると、とても大きな蛤が獲れた。男は、この大きさまで育つのは大変だったろうと、蛤を逃がしてやった。

しばらく後、男のもとに美しい娘が現れ、嫁にしてほしいと言う。男の妻となった娘はとても美味しいダシのきいた料理を作り、特に味噌汁が絶品であった。しかし妻は、なぜか料理を作っているところを決して見ないよう、男に堅く約束させた。

しかし男は、どうすればこんなうまいダシがとれるのかと好奇心に負け、ついに妻が料理をしているところを覗いてしまう。何と、妻は鍋の上に跨がって排尿していた。

男は怒って妻を追い出した。妻は海辺で泣いていたが、やがて元の姿を現した。それはかつて男が命を助けた大蛤であった。そして蛤は、海へと帰っていった。

ウィキペディア「蛤女房」より

その恋愛、カリギュラ効果にやられてませんか?

ひと言でいうと「逆の行動心理をかき立てる言葉=カリギュラ効果と言えますから、たとえば、依存症などはカリギュラ効果と深く関係しています。

人間は自由を強く奪われると強い「ストレス」感じ、そこから自由になりたいという心理が働きます。「禁止によってストレスが生じ、そのストレスによって反動でバネが強くなり、禁止されたことをどうしてもやりたくなってしまうということです。

やっちゃいけないと言うのにやめられない。良く小さい子が「やってはダメ」というのにこっそりやってしまういたずらのようなものです。このカリギュラ効果は、恋愛においては困った感じで表れることが多いです。

 

たとえばあなたの周りには「なんであんないい人が、あんなヘンなヤツとつきあっているのだろう」ということがありませんか?

周りの友達からも「ああいうチャラいヤツとかはやめたほうがいい!」「あんなメンタルの弱い子とはサッサと別れたほうがいい」と言われながら、そして言われた本人も「そうだよね、そうだよな」と納得しているにも関わらず、いつまで経っても別れる素振りがない……このようなケースもよくあると思います。

これはまさに、カリギュラ効果。

人間は障害物があると燃えるのです。

「見てはいけないと言われるとみたくなる」「あんなヤツやめな!」といわれると離れられなくなる。禁止されるとカリギュラ効果が働いてそのことがかえって頭を離れなくなり、世に言う、ロミオとジュリエットのように惹かれあってしまうということです。

いまあなたが恋愛で燃えているとしたら、カリギュラ効果に取り込まれていないか、ここで冷静になって考えてみるのもいいかもしれません。

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