『ココロを盗むブラック人生相談』発売前に、「各章のどの項目が読みたいか」について行ったアンケートの結果、一番多く票をいただいた項目を公開します。
今回は『自分をコントロール編』。
まずはアンケート結果からどうぞ！
ご覧のように
「夢を操りたいです」が58票、
全体の42.96％で圧倒的な一番となりました。
早速、全文公開いたします。
どうぞおたのしみください！
『ココロを盗むブラック人生相談』自分をコントロール編
夢を操りたいです。
どうやれば夢を操れるか、
教えてください。
夢を操りたい！
シンプルにして豪気なご相談、
ありがとうございます。
夢見さんには、心理術ではありませんが、
夢を操る方法として科学的に証明された
『ガンマ波電流刺激』!
をお伝えします。
あなたは夢と現実の違いとは、
なんだと思いますか？
科学者はそれを
「いま体験している自分を自覚できるかどうか」
だとしています。
たとえば、
いまあなたはこの本を
読んでくださっていて、
本を読んでいるご自身を
自覚できていますよね？
このように
「『現実に行動している自分』を俯瞰している自分」を
アメリカ・神経科学研究所の
ジェラルド・エデルマン博士は
(Gerald Maurice Edelman)
「第二の自分」と呼んでいます。
「第二の自分」、
つまり「現実に行動している自分」を
俯瞰している自分は、
夢を見ているときにはいなくなります。
いなくなるから、
どんなにあり得ない
シチュエーションに追い込まれても、
「いやいや、 あり得ないって！」
と自分ツッコミすることは
ないわけです。
ところが、夢を見ているときに
「ここは夢の世界だ、自分は夢を見ているんだ」
と気づくケースがある
と言われています。
夢の中でも
「第二の自分」がいる状態で、
専門的には
「明晰夢」
と呼ばれるものです。
この明晰夢の経験者がしばしば、
「夢の状況を、自分の思い通りに変化させられる」
と語っています。
「第二の自分」が、
夢のストーリーを
自在に操っている状態ですね。
その後の研究で、
明晰夢を見ているときは、
前頭葉や頭頂葉にガンマ波という
脳波が現れていることがわかりました。
であれば、
ガンマ波を前頭葉や頭頂葉に送れば、
明晰夢を見ることができ、
夢を操ることができるのではないか――
という仮説が成り立ちます。
この仮説を立証したのが、
フランクフルト大学の
ウルスラ・フォス博士
(Ursula Voss)です。
博士は、
眠っている27人の脳を、
ガンマ波のリズムでしばらく電流刺激。
起こしてから
「どんな夢だった？」と
訊ねる実験を行ないました。
結果、7割以上が
明晰夢を見ることに成功していました。
中には
夢をコントロールできた
と答えた人もいたと、
フォス博士 は語っています。
つまり、
このガンマ波脳刺激装置を
手に入れられれば、
夢を操ることは
充分に可能というわけです。
ネット情報では、
すでにウクライナの
スタートアップ企業が製品化し、
10 人中８人が
明晰夢を見ることに成功した、
と言われています。
他にも製品化された
商品があるようですし、
すごい時代になりましたね！
今回の心理術▼
『ガンマ波電流刺激』
前頭葉や頭頂葉にガンマ波の刺激があれば、夢は操れる。
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