雑記(あるいは語りたい話)

バブルの狂気!ダークマネーノベル『マネーマッド』

カネと夢、友情と裏切りの狭間にもがく
著者の実体験を元にしたダークマネーノベル!

1980年代後半。
バブル経済と呼ばれる昭和末期。
高円寺、熱帯夜。

上智大3年、演劇青年「喜志(きし)」が受けた電話の向こうから、
敬愛するパフォーマー・三島さんの「首を切る音」がした。

カネが三島を殺したと思い詰めた喜志は、
カネへの復讐を誓う。
つまりは、稼ぎ狂うこと。


広告屋どうしの相棒「加藤」と日本初のレイヴ発起を決意、
1000万円を無修正ポルノで稼ぎ収める。

カネに荒れる喜志の行く末、
マネーマッド(=カネの亡者)はびこる地獄が姿を現す。

金融屋の襲撃。
暴力。
拉致監禁。
因縁を含められ、背負わされた借金額は3000万円。


裏切り、プライド、女、カネ、生活……。
すべてを失い精神を狂わせ、廃屋にひそむケモノの喜志。

カネが欲しい。
なければ、虫ケラ以下の生活が待っている。

じゃあ、カネに狂わされたおれはどうしたらいい?
決まってるだろ。
奪えるところから、根こそぎ奪うしかない――。

暗く燃えあがった喜志は、
一世一代の復讐劇に、身をやつす。
催眠商法、人心誘導、役者生命、
あらゆるタブーを賭した「ぺてん芝居」の、幕があく。

「バブル」
「グリコ森永事件」
「競馬必勝法」
「拉致監禁」
「美容詐欺」
「芝浦ゴールド」
「ネットワークビジネス」
「催眠商法」

こんなワードが気になったあなたにピッタリの一冊です

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続報
とても光栄なことに!


『本の雑誌』2019年9月号で
北上次郎さんが書評を載せてくださいました


「北上次郎」さんは
『本の雑誌』の初代の発行人であり
「東日本何でもケトばす会」の略称「東ケト会」の釜焚き名人
目黒考二さんのペンネーム

僕は若かりし頃
椎名誠さんの『哀愁の町に霧が降るのだ』シリーズや
『あやしい探検隊』シリーズの薫陶を受けて
グングン育っていますので

目黒さんのことは(お目にかかってもいないのに)
勝手に良く知っています

そしてその北上次郎さんに
『マネーマッド』を取り上げていただき
望外の評価を与えてくださって幸せです


マネーマッド

◆書籍概要
仕様:四六版 ソフトカバー 336ページ
定価:本体1600円+税
2019年6月13日 初版第一刷

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発行:みらいパブリッシング
カバーイラスト:カネコアツシ
帯文:チバユウスケ

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