雑記(あるいは語りたい話)

【無意識が愛したシリーズ】大阪カレー

「ラーメンとカレー、どっちが好き?」

そう聞かれたら、僕は間髪を入れずに「カレー!」と答える。それはもう、昭和の表現でいうなら「マッハの早さ」で答える。いつからこんなにカレーを愛していたのか、なぜこんなに愛してしまったのか判然としないが、少なくとも40年間はカレーを愛して生きているので、これはもう「無意識が愛してしまった」と言い切ってもいいのだろう。

そうだ!
僕の無意識が愛してしまっているのだ!!!

ということで、「無意識が愛したシリーズ」第一弾としてカレーをお送りするのであるが、お送りした途端に【悲報】をお伝えしなければならない。

悲報:我が地元の名古屋は「カレー不毛の地」

いやいや、君の地元には「ココイチ」があるじゃないか、という意見もあるだろう。確かにココイチは名古屋市の隣の西枇杷島町を出自としている、我が地元発のカレー屋さんだ。

しかし、ごめん、違うのだ。
僕が愛するカレーはそうじゃないのだ。

*ここから先は完全に私見なので、これをお読みの「ココイチファン」には反論もあるだろうが、こういう意見もあるというあたたかな気持ちで見守るように読んで欲しい。

僕が、ココイチのカレーを評価できない理由。
スバリ、普通すぎる。

というか、ココイチのカレーは、創業者の宗次徳二さんが「毎日食べても飽きないカレー」を目指して作った味だし、そもそものルーツが前身の喫茶店「バッカス」で一番人気メニューだった奥さまの直美さんの手作りのカレーだから普通すぎて当然だが、どうにも「単一の味」すぎて、僕には完全にモノ足りないのだ。

 

その点、大阪は素晴らしい、と僕は思う。金沢もカレーではブイブイいわしているが、独自色と多様さで大阪の比ではない。

大阪カレー、とひと言にいっても多種多少であることは分かっているし、大阪の方からは「それは素人考え」と笑われるに違いないが、観光客としては大阪カレーというと「インディアンカレー」「ピッコロカレー」「上等カレー」に代表される「甘辛二重奏」の味なのだ。

僕的には、この「甘辛二重奏」がいいのである。
名古屋では食べることのできない味なのである。

最初のひと口はフルーティーで甘く、食べ進めていくうちにじわじわと辛さを感じる「甘辛二重奏」。僕はカレーに、こういう味の二重奏な深みを絶対的に求めるし、なんなら三重奏でも四重奏でも、攻め手を緩めず波状攻撃してくれればなお嬉しいから、やはりカレーは大阪なのである。

そんな僕なので、大阪に行ったときにはほぼカレーを食べている。その中での現時点でのベスト3をここに置き、本場大阪の皆さんに叱られてみようかと思う。

そんな僕的な大阪で美味いカレー屋BEST3!

 

うえほんまちハイハイタウン「蜜玉」のキーマカレー
偶然にも空いた時間でまったく期待せずに入った小さな店だが、期待外れにメッチャ好みの味のキーマカレーで、大盛りにしなかったことを超絶後悔したお店。この店の非常に残念なのは、メニューがよく変わること。恋い焦がれて再訪したときは、お目当てのキーマカレーがなく腰から崩れ落ちてしまった。キーマカレーの一刻も早い復活を心待ちにする次第である。

 

梅田の「ケーツーカレーハウス」のコロッケカレー
梅田界隈のカレー店はかなりの数巡ったが、僕的には梅田はこの店で決まり。味はもちろん、サラダセットにしても50円しかアップしないコスパも素晴らしい。ただ一点「今日こそはカレースパゲティカレーを食べよう」と決意をしていくものの、周りが猛然とライスを注文するのに巻き込まれ、いまだカレースパゲティ童貞が破れないことが悔やまれるのみである。

 

恵美須町の「マドラス」のカツカレー
ここのカレーは、美味いは美味いのであるが、それ以外にも「想い出」が入ってしまっているので「味だけの問題ではない」ことを先にお詫びしておく。というのも、この店のすぐ側にある小劇場「インディペンデントシアター」の看板企画「一人芝居フェスティバル」に出演したことがあり、というか、どうしても出演したくて七転八倒した時期があり、それが叶って「インディペンデントシアター」の舞台に立てた嬉しさが、すべて「マドラス」のカツカレーに入っているので…ああ、書いていたら食べたくなってきた…甘く辛い想い出のカツカレー!

 

とまぁ、超絶個人的に大阪カレーを語ってみた。

大阪には西日本最大のカレーフェス、万博公園での「カレーEXPO」があるし、そうでなくても小さなフェスをチョクチョクやってるし、もう本当に羨ましい限りである。垂涎である。

そんなカレー先進地帯・大阪の皆さま、
こんな僕にオススメのカレー屋さんを、ぜひ教えてくださいませ!

illustration たかみまさひろ

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