こんにちは、助手です。
過去にあなたが「ビリーズ・ブートキャンプ」を買ってしまったのであれば。あるいはそれほど興味もないのに「アナと雪の女王」を見たのであれば。もしくは「クリスピー・クリーム・ドーナツ」の列にを並んでしまったのなら…
あなたはバンドワゴン効果に操られてしまったのかもしれません。
バンドワゴン効果の具体例
何かを販売するとき、その商品やサービスが人気を値増しするように「吹聴される」ことをバンドワゴン効果といいますが、このバンドワゴン効果、流行とかブームと縁が深そうです…
いまの世の中の「流行」とか「ブーム」って、多くは仕掛けられて発生しています。多くの方はお気づきだと思いますが、誰かがプロモーションのひとつとして「仕掛けて」流行させているのです。
たとえば映画の宣伝によくある「全米ナンバーワン」とか、通販で多く見かける「100万人が体験済み」などのキャッチコピー。
「全米ナンバーワンって誰が決めてんの?」とか、色々突っ込みどころがあるとはいえ、「それだけ人気があるならちょっとのぞいてみよう」となったり、「100万人が体験済み、ってそれだけたくさんの人が購入しているなら、その商品(サービス)は悪いものではないだろう」と思わせてしまうのが、バンドワゴン効果の狙いです。
ここからは私の話ですが、私、寒くなると保温型の肌着が欲しくなります。街に出ると保温型の肌着ってたくさんあるんですが、私の場合、ユニ○ロの例のヤツがやっぱり一番暖かい気がしてしまって、買うとなると、例のヤツになってしまうのです。
着比べてみたこともないのに!
研究者として恥ずかしいと思いますが、私の収入から考えた場合、すべてを着比べて実験するのは厳しいところがあり…いえ、すいません、はっきり言います。私、バンドワゴン効果にやられています。
やられているといえば、ア○ゾンのレビューにもかなりやられています。
レビュー数自体が多く、その中でも5つ★が多かったりしたら「これだけ評判のいい本なら、きっと内容も充実しているに違いない」と、ついポチってしてしまいます。
他にも、アミノ酸ドリンク買おうと思ってドラッグストアに行ったとき、棚に似たような商品がズラリと並んでいて「実際にはどれを購入しても大差はないだろう」と理性では分かりつつ、在庫が少ないのを「少ないんなら売れていて評判がいいんだろうな」って思って買ってしまいます。
実はドラッグストアが忙しく、補充の手が回っていないだけかもしれないし、あるいは深読みすれば、そのドリンクを売りたい店側のバンドワゴン効果を使った戦略かもしれないのに、です。
行列はバンドワゴン効果の真骨頂!
身近なお店でもバンドワゴン効果は使われまくっています。
みなさんご存知のアパレルG○Pや、メタリックカラーが名前に入っているたこ焼き屋さんは、列を長くするため外に並ばせたりレジを少なくしたり…中には業を煮やして帰ってしまう人もいますが、それよりも「並んでいる」ことのバンドワゴン効果で、たくさん人が列の後ろに並びます。
あと、サラダバイキングがウリの飲食店のチェーンもそうです。
ランチのときには店内の椅子の数が少ないのか、案内する際には必ず行列させる配置にしていますし、デパ地下などでも長い行列を作らせます(あまりに長過ぎて、もはやそれがどの店の行列かすらわからないほどです)。
私、デパ地下好きでよく行列に並ぶのですが、この前など私の前に並んでいた年配の方は長い時間を行列に並んだ挙げ句、購入の直前になって「なんだ、これか、じゃあいらないや」って列を離脱。色んな意味で驚きました!
ここから先は聞いた話なのですが、どのお店でも「大流行!」「在庫わずか!」「次回入荷未定!」って書いていることよくありますよね。実は、倉庫にたくさん在庫があることがあるそうです。本当は在庫が多いからバンドワゴン効果を利用して、一気に掃いちゃいたいらしいのです。
もちろん、信じるか信じないかはあなた次第なのですが(笑)
というか、こうして書いていて思ったのですが、私、バンドワゴン効果にとても弱いようです。
あなたは、どうですか?
バンドワゴン効果をよくご存知ない方は、下記の記事をご覧ください!