ビジネス心理学

モチベーションアップのためのピグマリオン効果とは?

こんにちは、助手です。

私はできうるなら、いつもモチベーションが高い状態でいたいと思っています。ところが現実には、気分が落ちてしまったり、くよくよすることが多いので、どうにかして「前向きピグマリオン人間」になる方法はないか研究してみました。

今回はそんな私の「ピグマリオン効果でモチベーションをアップする方法」の成果発表。私と同じような方は必見です!

 

ピグマリオン効果

オーバージェスチャーがピグマリオン効果的には正解です

まずは他人のモチベーションを上げるやり方についてです。

「ピグマリオン効果」とは、先生の期待によって生徒の成績が向上する効果のこと。しかしこの効果が働くのは、教育現場に限った話ではありません。上司と部下、あるいは親子の間でもピグマリオン効果は期待できます。

以下、その効果的な使い方をご紹介しましょう。

 

ピグマリオン効果がよくわからない方は、まずこちらをご覧ください

ピグマリオン効果は、こうして日常に活かすのか!

 

他人のモチベーションを上げるためにピグマリオン効果を使うとき、特に注意をしたいのは「ノンバーバル」な部分。

ただ言葉をかけるより視覚、視線、表情、しぐさなどを多少オーバー気味に行なうといいと言われています。

言葉を変えれば「他人のモチベーションを上げるのも下げるのも態度次第」ということですし、ピグマリオン効果的に言えば、他人のモチベーションをあげるには「オーバージェスチャーでほめる」のが正解といえます。

ただし、あまりにもオーバージェスチャーになり、「ほめていることそのもの」が嘘臭くなってしまってはいけません。

ピグマリオン効果は「嘘のない期待」であるから効果が出るのであって、「うわっ、わざとらしい。きっと期待されていないからこんなほめられ方をするんだ」と思わせてしまっては、最大級の逆効果。お気をつけください。

ほめ方には4つの分類があるってご存知でした?

さて次は「ほめ方」について少々お話をします。ほめ方には4つの分類があります。

  1. 相対評価=他人との比較
  2. 結果評価=出ている結果
  3. 絶対評価=本人の努力
  4. プロセス評価=努力の過程

以上の4つです。

モチベーションを上げるためのピグマリオン効果がでるのは、特に「絶対評価」と「プロセス評価」をほめたときです。

人は、持って生まれた才能よりも、努力や頑張った量やその過程を評価されることにより自信が出るし、モチベーションが上がる生物です。そして努力や頑張りは、モチベーションがなければやり続けれない……

努力は一日にして成らず。

一流アスリートと呼ばれる方々は、生まれながらのセンスや才能があったのでしょうが、その上に努力という磨きをかけ続けてはじめて一流になれたのでしょうし、普通の才能でも人一倍努力をすれば必ず成長できるし、周りから評価をいただける知識や技を身につけることができます。

そして重ねて言いますが、それにはモチベーションを維持することがとても大切。そのモチベーションを維持するためには「オーバージェスチャーでほめる」ピグマリオン効果が必要不可欠というわけです。

努力によるモチベーションは逆境にも強い

努力によるモチベーションは逆境にも強いです。

棚ボタ式ではなく、自分が作り上げて頑張って得たものだ、という自信からあらゆる困難にも打ち勝てるパワーが育っているからです。これもう、モチベーション万歳!ではありませんか。

これを自分に使わない手はありません。そして自分にピグマリオン効果を使う方法も上記でお話したのとまったく同じ。自分で自分の努力や頑張った量やその過程を褒めてあげるのです。

努力する自分を存分に褒めてあげてください。そして褒めるときには言葉だけはなく「自分へのご褒美」をカタチとしてプレゼントすることを忘れないでください。

「こんなに頑張ったのだから奮発してステーキを食べよう」、「ここまで努力したのだから次のお休みには温泉に行こう」など、自分の無意識が喜ぶ(つまり本当に褒められていると感じる)プレゼントです。

この「自分へのご褒美型」ピグマリオン効果を繰り返すことで、高いモチベーションを維持でき、だから努力を続けることができ、結果「望んだ結果」を手に入れる可能性が高くなります。

 

助手

まとめます!

 

モチベーションをいつも高く保つために、他人には「オーバージェスチャーでほめる」ピグマリオン効果が、自分には「自分へのご褒美型」ピグマリオン効果が効果的です。

私には、この二つを使って日々成長しています。皆さんも、ぜひ使ってみてください!

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